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2014年06月27日

《朝の掃除は気づきの宝庫》今週の倫理878号

《朝の掃除は気づきの宝庫》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理878号

人は誰でも、平等に二十四時 間という時間を与えられています。
この時間を、どのように使おうが自由です。
しかし、時間の使い方は、仕事に、人生に、大きな影響を及ぼします。

ビルメンテナンス業を営むY社長は、始業時間よりかなり早く出社し、
社内外の清掃を行なうのが日課です。
特に、自社前の公道の清掃は念入りに行ないます。
「朝は絶好のシンキングタイム(思考時間)です。
早朝、時間を決めて清掃していると、いろいろなことに気づきます」
と語るように、これまでも朝の清掃中、多くの気づきがあったそうです。

たとえばある年の夏、公道のプラタナスの木の皮が剥げ落ちているのを見て、
〈植物も暑くなると、人間と同じように衣服を薄くしたり、
脱いだりするんだな。
わが社にも、余分な出費があるのではないか〉と思い、
帳簿を整理してみました。すると、不要な出費があることがわかり、
改善して、必要経費の削減に成功したのです。

建設業を営むI社長も、Y社長同様、朝の清掃を欠かしません。
社員や職人さんが来る前に出勤し、
事務所内と、資材置場のトイレを清掃しています。
ある日のことです。資材置場のトイレを掃除しようと、
扉を開いた途端、鼻を突くような異臭がありました。
トイレの床には嘔吐の後があったのです。
〈こんな所に吐いたのは誰だ〉と一瞬思いましたが、
〈待てよ、昨日は上棟式に現場監督が出向いて行ったな〉と、
昨晩のことを思い出したのです。

自社近くの現場で行なわれた上棟式には、当初I社長が出る予定でした。
ところが急用が入り、急遽、現場監督が社長の代理として参加したのです。
上棟式では、お祝いとして、宴席が設けられることがあります。
現場監督は、お酒が飲めない体質でした。
おそらく大切なお客様からお酒を勧められて、
断ることができなかったのでしょう。会社まで帰りつき、
トイレに駆け込んだものの、我慢できずに嘔吐してしまったのかもしれません。
〈会社のために、飲めない酒を無理して飲ませて本当にすまなかった〉
と思うと同時に、I社長は、両手で、その汚物を処理しました。

社員や職人のお陰で、会社が成り立っていることを体で感じ、
感謝の念がさらに深まった、と後に述懐しています。
朝を制する者は人生を制する。
一日を制する者は一年を制する。
一年を制する者は一生を制する。
という言葉があります。

「朝活」という言葉がブームになりましたが、
誰でも等しく与えられている二十四時間の中でも、とりわけ朝の活用が、
大きな影響力を持つものです。
掃除に限らず、一日のスタートである早朝を有効に使うことで、
仕事に、人生に大きな喜びを得ることができるでしょう。
「先んずれば人を制す。
先手は勝つ手。早い出発、これは成功の第一条件である」
(丸山敏雄著『自分経営の心得』より)。
posted by いさはやせいかつ   at 16:58 | Comment(0) | 名言・格言
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