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2014年07月04日


《限られた時間を活かすには?》今週の倫理879号

《限られた時間を活かすには?》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理879号

製造業を営んでいるY氏は、時間を有効に活用するために、
一日二十四時間を四つに分けています。
午前五時から八時までが「思考の時間」、
午前八時から午後五時までが「活動の時間」、
午後五時から十時までは「休養の時間」、
午後十時から翌日の午前五時までが「就寝時間」です。

思考の時間は、今日一日の行動予定を綿密に立ててから、
読書の時間にあてています。
活動時間は、立てた予定に沿ってきっちりと仕事をすすめ、
自分で決めた午後五時までには、予定していた仕事を終えるように努めています。
休養の時間には、家族との団らん、趣味やテレビなど、
楽しく時間を過ごすようにしています。
就寝時間がきたら、必ず床につくようにして、
与えられた時間を喜んで休むようにしています。

時には予定の変更をせざるを得ない日もありますが、
Y氏はこの時間割を極力実行することにしています。
しかも、嫌々守るのではなく、喜んで守ることを習慣化しています。

*一日の時間は、誰にも公平に、平等に与えられています。
二十四時間を有効に活かすか、無駄に過ごすかは、自分次第です。
たとえ一日といえども、積み重なれば、一生の得にも損になるでしょう。
Y氏はさらに、基本となる三つの実践にポイントを置いて、
時間の活用に磨きをかけています。

一、気づいたらすぐする実践 
何かに気づいた時というのは、その物事を成し遂げるのに最高のチャンスです。
周囲の事情が最もよい条件に達した時に、
人間の脳に、「気づく」という形で閃くようになっているのです。 
ですから、気づいても〈後でいいや〉と先延ばしにしていると、
次第にやりにくくなり、ついにはできなくなってしまいます。
成功する人は、気づいたことを間髪いれずに実行に移している人。
家庭でも職場でも、気づいたことをすぐに行なって、
時間を活かしていきましょう。

二、相手の時間を大切にする実践 
自分の時間が大切なように、相手の時間も大切です。
家庭では、妻や子供との約束をしっかり守っていくこと。
職場では、社員の間で「忙しい」という言葉を禁句にして、
どうしたら相手に今以上に喜んでもらえるか、
役に立つことができるかを考えていくことです。
相手の時間を大切にすることが、
ひいては自分の時間を活かすことにつながっていくのです。

三、後始末をよくする実践
家庭や職場では、整理整頓を心がけ、しっかり掃除を行ないましょう。
使った道具は丁寧に後始末をして、元の場所に戻し、
次の使用に備えることです。
物事を終えてからの後始末は、早ければ早いほど良いとされています。
けじめがついて、次への一歩につながっていくからです。
すみやかな後始末が時間を活かすことになるのです。
posted by いさはやせいかつ   at 19:05 | Comment(0) | 名言・格言
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