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2014年06月27日

松下幸之助一日一話 策を弄する

世の中には、事をなすに当たって、いろいろ策を弄する人があるようです。
「弱肉強食は世の習い」とかで、ボヤボヤしていたのでは
激烈な生存競争に敗北してしまうということから、
何としても人より一歩でも先んじたいという気持が嵩じて
「策を弄す」ことになるのかもしれません。
しかし、こうした小細工は自然の理に背く場合が多く、
結局成功することも少ないのではないかと思います。

「策を弄する」とは、私は智恵才覚をもてあそぶことだと思います。
智恵才覚は人間に与えられた偉大な特質ですが、
これはあくまでも正しい目的のためのみに使われるべきもので、
よこしまな策謀に使ってはならないと思うのです。
posted by いさはやせいかつ   at 19:13 | Comment(0) | 名言・格言

《朝の掃除は気づきの宝庫》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理878号

人は誰でも、平等に二十四時 間という時間を与えられています。
この時間を、どのように使おうが自由です。
しかし、時間の使い方は、仕事に、人生に、大きな影響を及ぼします。

ビルメンテナンス業を営むY社長は、始業時間よりかなり早く出社し、
社内外の清掃を行なうのが日課です。
特に、自社前の公道の清掃は念入りに行ないます。
「朝は絶好のシンキングタイム(思考時間)です。
早朝、時間を決めて清掃していると、いろいろなことに気づきます」
と語るように、これまでも朝の清掃中、多くの気づきがあったそうです。

たとえばある年の夏、公道のプラタナスの木の皮が剥げ落ちているのを見て、
〈植物も暑くなると、人間と同じように衣服を薄くしたり、
脱いだりするんだな。
わが社にも、余分な出費があるのではないか〉と思い、
帳簿を整理してみました。すると、不要な出費があることがわかり、
改善して、必要経費の削減に成功したのです。

建設業を営むI社長も、Y社長同様、朝の清掃を欠かしません。
社員や職人さんが来る前に出勤し、
事務所内と、資材置場のトイレを清掃しています。
ある日のことです。資材置場のトイレを掃除しようと、
扉を開いた途端、鼻を突くような異臭がありました。
トイレの床には嘔吐の後があったのです。
〈こんな所に吐いたのは誰だ〉と一瞬思いましたが、
〈待てよ、昨日は上棟式に現場監督が出向いて行ったな〉と、
昨晩のことを思い出したのです。

自社近くの現場で行なわれた上棟式には、当初I社長が出る予定でした。
ところが急用が入り、急遽、現場監督が社長の代理として参加したのです。
上棟式では、お祝いとして、宴席が設けられることがあります。
現場監督は、お酒が飲めない体質でした。
おそらく大切なお客様からお酒を勧められて、
断ることができなかったのでしょう。会社まで帰りつき、
トイレに駆け込んだものの、我慢できずに嘔吐してしまったのかもしれません。
〈会社のために、飲めない酒を無理して飲ませて本当にすまなかった〉
と思うと同時に、I社長は、両手で、その汚物を処理しました。

社員や職人のお陰で、会社が成り立っていることを体で感じ、
感謝の念がさらに深まった、と後に述懐しています。
朝を制する者は人生を制する。
一日を制する者は一年を制する。
一年を制する者は一生を制する。
という言葉があります。

「朝活」という言葉がブームになりましたが、
誰でも等しく与えられている二十四時間の中でも、とりわけ朝の活用が、
大きな影響力を持つものです。
掃除に限らず、一日のスタートである早朝を有効に使うことで、
仕事に、人生に大きな喜びを得ることができるでしょう。
「先んずれば人を制す。
先手は勝つ手。早い出発、これは成功の第一条件である」
(丸山敏雄著『自分経営の心得』より)。
posted by いさはやせいかつ   at 16:58 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月23日

ウィキペディア 鳥インフルエンザ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

厚生労働省や農林水産省の記載よりも
こちらの方が、わかりやすいようです。
posted by いさはやせいかつ   at 13:40 | Comment(0) | 食べ物等豆知識

食品業界に従事する方は、参考までに、ご覧ください。

世界での発生状況の  地図 および
海外での感染防止の注意 野鳥からの感染防止
等が、記載されています。

鳥インフルエンザ|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/
posted by いさはやせいかつ   at 13:35 | Comment(0) | 食べ物等豆知識

養鶏畜産業に従事している方は、参考までに、ご覧ください。

農林水産省/鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/
posted by いさはやせいかつ   at 13:31 | Comment(0) | 食べ物等豆知識

テレビの録画で  池上彰氏の番組を見ていましたら、
鳥インフルエンザが 放映されていました。

前回とは異なり、今回は、役所への報告が早かったので、
一軒の養鶏業者の施設だけで済みましたが
それでも、11万羽という 大量の 殺処分が行われました。

原因は、二通り考えられるそうで、
1、オーストラリア―東南アジア―日本―シベリア の渡り鳥のルート。
2、中国、朝鮮半島では、大量に発生しているので
  普通の、鳥が日本に渡ってきたことでの感染。
  カラスなども、気流に乗って来るのだそうです。
  中国では、人にも感染するタイプも発生しているので要注意です。
今年初めの番組なので、その後のことも知りたいと 思いました。
 

食品業界では、ここ数年、次から次へと、食中毒など、
いろんなことが、続いていますね。

牛や、豚、鶏などの、大量殺処分なども、続きました。
畜産農家にとっては、やりきれないことと思います。
発見が早く、連絡が早ければ、殺される家畜の数も 少なく、
心労に苦しむ 畜産農家も 少なくなると思います。

一般の関心が、高まっているからでしょうネ、
このブログの、「食中毒」の投稿への 読み込みをしてくださる方が
毎日、多数、いらっしゃいます。

私も、気になった食品衛生のことについて、もっと書いてゆきたい
と思っています。

posted by いさはやせいかつ   at 11:55 | Comment(0) | 食べ物等豆知識

2014年06月21日

《一日一回休まず続ける》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理877号

国際サッカー連盟が主催する四年に一度のサッカーワールドカップが開幕し、
熱戦が繰り広げられています。
第二十回大会となる今回は、地球儀で見ると
ちょうど日本の反対側にあたるブラジルで開催されています。
日本とおよそ十二時間の時差があるブラジルでの開催に、
代表選手のみならず、?時差ボケ?に苦しんでいる
サッカーファンも多いのではないでしょうか。

そもそも時差ボケとは、
実際の時計の時間と体内時計のズレから生じる倦怠感や睡眠障害、
ストレスなどの症状を指します。
体内時計の狂いは、海外に出かけた時だけでなく、
日本での日常生活の中でも起こる場合があります。

例えば、食生活、睡眠時間が不規則だったり、
過度のストレスを抱えていたりすると、体内時計が狂い、
時差ボケと同じような症状が出ると考えられています。
そうした日常生活で起こる体内時計の狂いを修正し、
生活に張りを持たせるには、毎日決まった時間に同じことを繰り返す
「一日一回」の実践をお勧めします。
一日に一回、同じことをくりかえす。

これは、人間の生活がおのずからにしてかくなっているのであるが
―たとえば朝に起き夜はいねる―
これに更に、今日まで為したことのない他の新しいこと、
一定したことを、一定の時に、きっちりと行なう。
これは、生活に節を入れるものである。
ゆるんだ生活にしまりをつけて、全生活を引き締める、活を入れる、
生命を揺すぶりたてることになる。
即ち、これより全生命をゆり立てて、全力を尽すことになる。   
(『純粋倫理原論』丸山敏雄)

特に、一日のスタートである早朝、同じ時間に同じことを行なうことで、
正しい生活リズムを身体に刻み込むのです。
さらに、この「一日一回」の実践は、「休まず続ける」ことが重要です。
どんなに分厚い書物も、毎朝五分ずつでも読み進めていけば、
必ず読了する日が来ます。
一枚の葉書も、毎日休まず書き続ければ、
一年間で、三六五枚になります。

職場でいえば、朝礼も「一日一回」の実践にあたるでしょう。
朝礼は、心身を「家庭モード」から「仕事モード」に切り替え、
はつらつと働くための節目です。
たった十分間の朝礼も、月曜日から金曜日まで行なえば、
一週間で五十分になり、一年間で四十時間にもなります。
十五分の朝礼なら、一年間で六十時間です。
一日に行なう時間は短くとも、毎日積み重ねることにより、
グラスに雫が一滴ずつたまるように、実践したことが、
私たちの心と身体に蓄積されていくのです。

昨日と今日では、水の量は変わっていないように見えるでしょう。
しかし、その雫がやがてグラスから溢れる時、
成長した自分に気がつくことができるのです。
「一日一回、休まず続ける」ことで生活リズムを正していきましょう。
短い時間の些細なことであっても、
その積み重ねが大いなる威力を発揮するのです。
posted by いさはやせいかつ   at 09:19 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月19日

 稲盛和夫氏 今週の言葉

一日一日を懸命に生きれば、

  未来が開かれていく。

将来を見通すということは、

  今日を努力して生きることの

延長線上にしかない。
posted by いさはやせいかつ   at 15:57 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月18日

W杯 日本―コートジボワール戦で、
  日本は残念なことに負けましたが、

戦い終わって、日本人サポーター達が、ゴミ拾いを始めました。
そのごみ袋は、試合中の応援に、用いた物でした。

その様子が、各国で、報道されたそうです。

暗い、嫌なニュースが多い 今日この頃の日本ですが
 やっぱり、日本人は、素晴らしい国民だ ・・・ と

すてきな行動に、ーーー いや、昔から、日本には

「 来た時よりも 美しく。」 という
   言葉があります。

久々に、 私も、何だか 嬉しくなってきました。
posted by いさはやせいかつ   at 16:22 | Comment(0) | 行事・出来事

2014年06月17日

《待つ時間を活かす》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理876号

歯の治療にゆく。患者が大勢いるので、待たねばならぬ。
覚悟はしてきたものの、用事は山ほどあるので、いらいらしてくる。
時計を見上げては、まだかまだかと気をもむ。
ようやく自分の番。だがものの数分とかからぬあっさりした診察。
がっくりしたような気持ちで帰途につく。

以上は一例であるが、人生には待たねばならぬことがずいぶんとある。
乗りもの、見せもの、売りもの(買いもの)……、
順番や時機やチャンスや、そのほか数えあげてみると、
きりがないほど待つ時間が多い。
人生の五分の一ぐらいは、何やかやで、待って暮らさねばならぬのではないか。
もっとも成功するのを待つとか、死を待つとかいう問題を加えると、
人生の大半、いやそのすべてが待つ時間だともいえる。
死を好んで待つ者はいないだろうが、
じつのところ、みな墓場に行くのを待っているのだ。

*待つ時間は、わがままを捨てる
稽古のときである。
急患でないかぎり順番が来なければ歯の治療はしてくれないのだから、
いかにジタバタしたところで何の役にもたたぬ。
その間、何か為になることをやっておればよい。
それを辛抱とか、我慢とかするのはおろかである。
では何をやるのか。

待っている時間というものは、すくなくとも自分の時間だ。
本を読む。考えごとをする。何でも自分の勝手にできる。
座禅をくむつもりになったらどうか。
腰かけていようと立っていようと、とにかくこの時間を十分に利用して、
生活プランの再検討をするなり、明日のしごとの段どりを練り直すなり、
フルに活用してはいかがか。
それができなければ、無念無想になる稽古でもしたらどうか。

あれこれと生じてくる雑念を、もう一歩高い立場で、よく見つめる。
なぜ、そうした雑念がおこってくるのか。
今自分がもっとも気にしていることは何なのかなどと反省してみる。
金がほしいと思っている。
では、どうしたらもうけることができるか。
逆に節約できるものはないか。
こうしたことは雑念とはいえないかもしれないが、
改めて検討してみるのもよかろう。
さらには数歩すすんで、「いつまでもその時が来るまで待つ」
という強い精神を養うチャンスだと、よろこび勇むことはできないか。
ここに、わがままを捨てる稽古の意義があると思い直すことはできないものか。

人は誰でも死を待つ身なのである。
いつかは死なねばならぬ。おぎゃあと生まれたときから、
自分の死を待ちながら、生きているのがお互いだ。
死に急ぐ必要もない。
だが死について、人間はその待つ時間を、なんとかしてひきのばそうと努力する。
皮肉なものだ。
平均寿命が伸びたといっても、百年も二百年も伸ばせそうにない。
だから死を待つ自分として、それまでの生の時間をいかに活かすかというのが
私たち共通の問題である。
つまり、いかに充実して生きるかである。
posted by いさはやせいかつ   at 16:29 | Comment(0) | 名言・格言