松下幸之助氏 一日一話
7月 6日 社長はお茶くみ業
戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからといって、
それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなった。
だから形の上では命令することがあっても、
実質はお願いするという気持を心の内に持たなくては、
社長の職責がつとまらなくなったわけである。
そういう心持になったなら、
社員の人が仕事をしてくれれば
「いやどうもありがとう、ほんとうにごくろうさま、まあお茶でも一杯」
ということにもなる。
そういうことから、以前私は、社長は“お茶くみ業”だと考え、
人にも話したことがある。
もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、
そういう心持になることが大切ではないかということである。
7月 6日 社長はお茶くみ業
戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからといって、
それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなった。
だから形の上では命令することがあっても、
実質はお願いするという気持を心の内に持たなくては、
社長の職責がつとまらなくなったわけである。
そういう心持になったなら、
社員の人が仕事をしてくれれば
「いやどうもありがとう、ほんとうにごくろうさま、まあお茶でも一杯」
ということにもなる。
そういうことから、以前私は、社長は“お茶くみ業”だと考え、
人にも話したことがある。
もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、
そういう心持になることが大切ではないかということである。