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2014年07月06日

 松下幸之助氏 一日一話

 7月 6日 社長はお茶くみ業

戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからといって、
それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなった。
だから形の上では命令することがあっても、
実質はお願いするという気持を心の内に持たなくては、
社長の職責がつとまらなくなったわけである。

そういう心持になったなら、
社員の人が仕事をしてくれれば
「いやどうもありがとう、ほんとうにごくろうさま、まあお茶でも一杯」
ということにもなる。
そういうことから、以前私は、社長は“お茶くみ業”だと考え、
人にも話したことがある。
もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、
そういう心持になることが大切ではないかということである。
posted by いさはやせいかつ   at 08:06 | Comment(0) | 名言・格言

2014年07月04日

経営がうまくいくのも 松下幸之助一日一語

経営がうまくいくのもいかないのも、

  国がうまくいくのもいかないのも、

   外部ではなく内部に原因がある ・・・。




(怒っているのが
posted by いさはやせいかつ   at 20:14 | Comment(0) | 名言・格言

《限られた時間を活かすには?》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理879号

製造業を営んでいるY氏は、時間を有効に活用するために、
一日二十四時間を四つに分けています。
午前五時から八時までが「思考の時間」、
午前八時から午後五時までが「活動の時間」、
午後五時から十時までは「休養の時間」、
午後十時から翌日の午前五時までが「就寝時間」です。

思考の時間は、今日一日の行動予定を綿密に立ててから、
読書の時間にあてています。
活動時間は、立てた予定に沿ってきっちりと仕事をすすめ、
自分で決めた午後五時までには、予定していた仕事を終えるように努めています。
休養の時間には、家族との団らん、趣味やテレビなど、
楽しく時間を過ごすようにしています。
就寝時間がきたら、必ず床につくようにして、
与えられた時間を喜んで休むようにしています。

時には予定の変更をせざるを得ない日もありますが、
Y氏はこの時間割を極力実行することにしています。
しかも、嫌々守るのではなく、喜んで守ることを習慣化しています。

*一日の時間は、誰にも公平に、平等に与えられています。
二十四時間を有効に活かすか、無駄に過ごすかは、自分次第です。
たとえ一日といえども、積み重なれば、一生の得にも損になるでしょう。
Y氏はさらに、基本となる三つの実践にポイントを置いて、
時間の活用に磨きをかけています。

一、気づいたらすぐする実践 
何かに気づいた時というのは、その物事を成し遂げるのに最高のチャンスです。
周囲の事情が最もよい条件に達した時に、
人間の脳に、「気づく」という形で閃くようになっているのです。 
ですから、気づいても〈後でいいや〉と先延ばしにしていると、
次第にやりにくくなり、ついにはできなくなってしまいます。
成功する人は、気づいたことを間髪いれずに実行に移している人。
家庭でも職場でも、気づいたことをすぐに行なって、
時間を活かしていきましょう。

二、相手の時間を大切にする実践 
自分の時間が大切なように、相手の時間も大切です。
家庭では、妻や子供との約束をしっかり守っていくこと。
職場では、社員の間で「忙しい」という言葉を禁句にして、
どうしたら相手に今以上に喜んでもらえるか、
役に立つことができるかを考えていくことです。
相手の時間を大切にすることが、
ひいては自分の時間を活かすことにつながっていくのです。

三、後始末をよくする実践
家庭や職場では、整理整頓を心がけ、しっかり掃除を行ないましょう。
使った道具は丁寧に後始末をして、元の場所に戻し、
次の使用に備えることです。
物事を終えてからの後始末は、早ければ早いほど良いとされています。
けじめがついて、次への一歩につながっていくからです。
すみやかな後始末が時間を活かすことになるのです。
posted by いさはやせいかつ   at 19:05 | Comment(0) | 名言・格言

2014年07月01日

稲盛和夫 今週の言葉


素晴らしいチャンスは、

  ごく平凡な情景の中に隠れている。

しかし、それは

  強烈な目標意識を持った人の目にしか

    映らないものだ。

posted by いさはやせいかつ   at 11:26 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月27日

松下幸之助一日一話 策を弄する

世の中には、事をなすに当たって、いろいろ策を弄する人があるようです。
「弱肉強食は世の習い」とかで、ボヤボヤしていたのでは
激烈な生存競争に敗北してしまうということから、
何としても人より一歩でも先んじたいという気持が嵩じて
「策を弄す」ことになるのかもしれません。
しかし、こうした小細工は自然の理に背く場合が多く、
結局成功することも少ないのではないかと思います。

「策を弄する」とは、私は智恵才覚をもてあそぶことだと思います。
智恵才覚は人間に与えられた偉大な特質ですが、
これはあくまでも正しい目的のためのみに使われるべきもので、
よこしまな策謀に使ってはならないと思うのです。
posted by いさはやせいかつ   at 19:13 | Comment(0) | 名言・格言

《朝の掃除は気づきの宝庫》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理878号

人は誰でも、平等に二十四時 間という時間を与えられています。
この時間を、どのように使おうが自由です。
しかし、時間の使い方は、仕事に、人生に、大きな影響を及ぼします。

ビルメンテナンス業を営むY社長は、始業時間よりかなり早く出社し、
社内外の清掃を行なうのが日課です。
特に、自社前の公道の清掃は念入りに行ないます。
「朝は絶好のシンキングタイム(思考時間)です。
早朝、時間を決めて清掃していると、いろいろなことに気づきます」
と語るように、これまでも朝の清掃中、多くの気づきがあったそうです。

たとえばある年の夏、公道のプラタナスの木の皮が剥げ落ちているのを見て、
〈植物も暑くなると、人間と同じように衣服を薄くしたり、
脱いだりするんだな。
わが社にも、余分な出費があるのではないか〉と思い、
帳簿を整理してみました。すると、不要な出費があることがわかり、
改善して、必要経費の削減に成功したのです。

建設業を営むI社長も、Y社長同様、朝の清掃を欠かしません。
社員や職人さんが来る前に出勤し、
事務所内と、資材置場のトイレを清掃しています。
ある日のことです。資材置場のトイレを掃除しようと、
扉を開いた途端、鼻を突くような異臭がありました。
トイレの床には嘔吐の後があったのです。
〈こんな所に吐いたのは誰だ〉と一瞬思いましたが、
〈待てよ、昨日は上棟式に現場監督が出向いて行ったな〉と、
昨晩のことを思い出したのです。

自社近くの現場で行なわれた上棟式には、当初I社長が出る予定でした。
ところが急用が入り、急遽、現場監督が社長の代理として参加したのです。
上棟式では、お祝いとして、宴席が設けられることがあります。
現場監督は、お酒が飲めない体質でした。
おそらく大切なお客様からお酒を勧められて、
断ることができなかったのでしょう。会社まで帰りつき、
トイレに駆け込んだものの、我慢できずに嘔吐してしまったのかもしれません。
〈会社のために、飲めない酒を無理して飲ませて本当にすまなかった〉
と思うと同時に、I社長は、両手で、その汚物を処理しました。

社員や職人のお陰で、会社が成り立っていることを体で感じ、
感謝の念がさらに深まった、と後に述懐しています。
朝を制する者は人生を制する。
一日を制する者は一年を制する。
一年を制する者は一生を制する。
という言葉があります。

「朝活」という言葉がブームになりましたが、
誰でも等しく与えられている二十四時間の中でも、とりわけ朝の活用が、
大きな影響力を持つものです。
掃除に限らず、一日のスタートである早朝を有効に使うことで、
仕事に、人生に大きな喜びを得ることができるでしょう。
「先んずれば人を制す。
先手は勝つ手。早い出発、これは成功の第一条件である」
(丸山敏雄著『自分経営の心得』より)。
posted by いさはやせいかつ   at 16:58 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月21日

《一日一回休まず続ける》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理877号

国際サッカー連盟が主催する四年に一度のサッカーワールドカップが開幕し、
熱戦が繰り広げられています。
第二十回大会となる今回は、地球儀で見ると
ちょうど日本の反対側にあたるブラジルで開催されています。
日本とおよそ十二時間の時差があるブラジルでの開催に、
代表選手のみならず、?時差ボケ?に苦しんでいる
サッカーファンも多いのではないでしょうか。

そもそも時差ボケとは、
実際の時計の時間と体内時計のズレから生じる倦怠感や睡眠障害、
ストレスなどの症状を指します。
体内時計の狂いは、海外に出かけた時だけでなく、
日本での日常生活の中でも起こる場合があります。

例えば、食生活、睡眠時間が不規則だったり、
過度のストレスを抱えていたりすると、体内時計が狂い、
時差ボケと同じような症状が出ると考えられています。
そうした日常生活で起こる体内時計の狂いを修正し、
生活に張りを持たせるには、毎日決まった時間に同じことを繰り返す
「一日一回」の実践をお勧めします。
一日に一回、同じことをくりかえす。

これは、人間の生活がおのずからにしてかくなっているのであるが
―たとえば朝に起き夜はいねる―
これに更に、今日まで為したことのない他の新しいこと、
一定したことを、一定の時に、きっちりと行なう。
これは、生活に節を入れるものである。
ゆるんだ生活にしまりをつけて、全生活を引き締める、活を入れる、
生命を揺すぶりたてることになる。
即ち、これより全生命をゆり立てて、全力を尽すことになる。   
(『純粋倫理原論』丸山敏雄)

特に、一日のスタートである早朝、同じ時間に同じことを行なうことで、
正しい生活リズムを身体に刻み込むのです。
さらに、この「一日一回」の実践は、「休まず続ける」ことが重要です。
どんなに分厚い書物も、毎朝五分ずつでも読み進めていけば、
必ず読了する日が来ます。
一枚の葉書も、毎日休まず書き続ければ、
一年間で、三六五枚になります。

職場でいえば、朝礼も「一日一回」の実践にあたるでしょう。
朝礼は、心身を「家庭モード」から「仕事モード」に切り替え、
はつらつと働くための節目です。
たった十分間の朝礼も、月曜日から金曜日まで行なえば、
一週間で五十分になり、一年間で四十時間にもなります。
十五分の朝礼なら、一年間で六十時間です。
一日に行なう時間は短くとも、毎日積み重ねることにより、
グラスに雫が一滴ずつたまるように、実践したことが、
私たちの心と身体に蓄積されていくのです。

昨日と今日では、水の量は変わっていないように見えるでしょう。
しかし、その雫がやがてグラスから溢れる時、
成長した自分に気がつくことができるのです。
「一日一回、休まず続ける」ことで生活リズムを正していきましょう。
短い時間の些細なことであっても、
その積み重ねが大いなる威力を発揮するのです。
posted by いさはやせいかつ   at 09:19 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月19日

 稲盛和夫氏 今週の言葉

一日一日を懸命に生きれば、

  未来が開かれていく。

将来を見通すということは、

  今日を努力して生きることの

延長線上にしかない。
posted by いさはやせいかつ   at 15:57 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月17日

《待つ時間を活かす》
六月のテーマ 時間の活用法 今週の倫理876号

歯の治療にゆく。患者が大勢いるので、待たねばならぬ。
覚悟はしてきたものの、用事は山ほどあるので、いらいらしてくる。
時計を見上げては、まだかまだかと気をもむ。
ようやく自分の番。だがものの数分とかからぬあっさりした診察。
がっくりしたような気持ちで帰途につく。

以上は一例であるが、人生には待たねばならぬことがずいぶんとある。
乗りもの、見せもの、売りもの(買いもの)……、
順番や時機やチャンスや、そのほか数えあげてみると、
きりがないほど待つ時間が多い。
人生の五分の一ぐらいは、何やかやで、待って暮らさねばならぬのではないか。
もっとも成功するのを待つとか、死を待つとかいう問題を加えると、
人生の大半、いやそのすべてが待つ時間だともいえる。
死を好んで待つ者はいないだろうが、
じつのところ、みな墓場に行くのを待っているのだ。

*待つ時間は、わがままを捨てる
稽古のときである。
急患でないかぎり順番が来なければ歯の治療はしてくれないのだから、
いかにジタバタしたところで何の役にもたたぬ。
その間、何か為になることをやっておればよい。
それを辛抱とか、我慢とかするのはおろかである。
では何をやるのか。

待っている時間というものは、すくなくとも自分の時間だ。
本を読む。考えごとをする。何でも自分の勝手にできる。
座禅をくむつもりになったらどうか。
腰かけていようと立っていようと、とにかくこの時間を十分に利用して、
生活プランの再検討をするなり、明日のしごとの段どりを練り直すなり、
フルに活用してはいかがか。
それができなければ、無念無想になる稽古でもしたらどうか。

あれこれと生じてくる雑念を、もう一歩高い立場で、よく見つめる。
なぜ、そうした雑念がおこってくるのか。
今自分がもっとも気にしていることは何なのかなどと反省してみる。
金がほしいと思っている。
では、どうしたらもうけることができるか。
逆に節約できるものはないか。
こうしたことは雑念とはいえないかもしれないが、
改めて検討してみるのもよかろう。
さらには数歩すすんで、「いつまでもその時が来るまで待つ」
という強い精神を養うチャンスだと、よろこび勇むことはできないか。
ここに、わがままを捨てる稽古の意義があると思い直すことはできないものか。

人は誰でも死を待つ身なのである。
いつかは死なねばならぬ。おぎゃあと生まれたときから、
自分の死を待ちながら、生きているのがお互いだ。
死に急ぐ必要もない。
だが死について、人間はその待つ時間を、なんとかしてひきのばそうと努力する。
皮肉なものだ。
平均寿命が伸びたといっても、百年も二百年も伸ばせそうにない。
だから死を待つ自分として、それまでの生の時間をいかに活かすかというのが
私たち共通の問題である。
つまり、いかに充実して生きるかである。
posted by いさはやせいかつ   at 16:29 | Comment(0) | 名言・格言

2014年06月08日

稲盛和夫氏 今週の言葉

ひとつのことに打ち込み、それを究めることによって、
人生の真理を見出し、森羅万象を理解することができる。
ひとつの仕事や分野を深く追求することにより、
すべてを知ることができる。
広くて浅い知識は、何も知らないことと同じだ。
posted by いさはやせいかつ   at 09:17 | Comment(0) | 名言・格言